出産ってどれくらい痛いの?
陣痛が怖い・・・
初めての出産ってわからないことだらけで不安ですよね。2020年に私は初めて出産しました。そこで今日は私の初出産レポを紹介します。
出産1週間前から激しい腰痛に襲われる
出産予定日が近づいてきた頃、夜寝ているときに激しい腰痛に襲われました。
妊娠中はトイレが近くなるので、夜寝ているときもトイレに起きることが多々ありました。その日もトイレに行こうと思い、身体を動かそうとすると腰に激痛が走りました。
寝返りを打とうにも痛くて全く動けないのです。もう動けないのでトイレに間に合わない!とまで思いました。それくらい痛くて動けませんでした。
もしかして陣痛?!
陣痛の経験がないので、これが陣痛なのか?としばらく考え込みます。いやでも間隔とかなくずっと痛いからただの腰痛だろと思い、とりあえず一安心。
でもやっぱりトイレには行きたいので、ゆっくりゆっくりすこーしずつ体勢を起こして、20分ほどかけて行きました。
今思えば、これが出産のはじまりだったのね・・・
破水からのスタート
出産予定日6日前の日曜日。
臨月の妊婦さんなら散歩した方がいいんだろうけど、しんどいから朝からソファでごろごろ。テレビを見るものスマホを見るのもしんどいので、何もせずボーっとしてた。
お昼の時間になり、お腹が空いたので立ち上がると、おりものが出たような嫌な感覚が。そこでとりあえずトイレに行く。
ん?何か様子がおかしい。
トイレットペーパーで拭いても拭いても濡れる。
あれ?もしかして高位破水?
高位破水とは、卵膜が子宮口から離れた上部で破れることをいう。
普通の破水は子宮口に近い下の方で破れるので、みなさんがイメージしているようにバッシャーンと漏れますが、高位破水はちょろちょろっと漏れます。
これ知らないと破水って気づかないと思う。知ってても破水かどうかの判断はむずかしく、尿漏れと勘違いして気づかない人もいるみたいです。
そして私もこれが破水なのかどうかがわからず、とりあえずソファに戻る。
がしかし、自分の意に反して漏れ出るなぞの液体・・・
高位破水かどうかの判断基準としては
- 自分では止められない
- 動くと漏れる
- 匂いが独特
明らかにいつもとは違う感じで、これは高位破水だと確信し、病院へTEL。
破水した場合は、赤ちゃんが無菌状態ではなくなり、感染症にかかるおそれがあるので、すぐに入院です。
ということで、入院バッグを持って病院へ急ぎました。
入院決定!いよいよ出産か?
病院へ行くと、さっそく破水かどうかの検査をします。そこで破水が確定すると即入院です。今までのんびりと妊婦ライフを満喫してきたので、急に緊張感が走りました。
日曜日の14時頃に入院しました。総合病院だったので、出産までは陣痛室という部屋で過ごします。
が、待てど暮らせど陣痛は来ませんでした。何の痛みもなく、特にやることもなく、その日はそのまま就寝します。
陣痛室にはベッドが3つあるのですが、隣にもう一人やってきました。そして彼女は陣痛の真っ最中。寝よう寝ようとするも、隣の彼女が痛みに耐える声がもれ聞こえてきて、恐怖で眠れませんでした。
彼女はそのまま早朝に出産。私は彼女の悲痛な叫び声を聞きながら、迫りくる出産におびえていました。
陣痛促進剤の恐怖
翌朝、まだ陣痛はなく、朝食をしっかりと完食。そこへ先生がやってきて
「まだ陣痛来ないけど、このまま無駄に待っててもね。陣痛促進剤とバルーン入れてさっさと産んでしまおう!」
は?わっつ?!
思考が追い付かなかったけど、とりあえず「お願いします」と言い、先生に言われるがまま、処置される。
バルーンって中に風船入れて膨らませるんだけど、まぁ痛いこと!入れる瞬間はほんと痛かったよ。入れた後も管みたいなのが垂れ下がってて、トイレも行きづらいし、横になるのも大変で、正直二度とやりたくないです。
バルーンの後は、陣痛促進剤!じゃあ追加しますね~って数時間ごとにガンガンに投入される!
そして徐々に始まる陣痛。でもまだ全然耐えられる程度でした。お昼ご飯も食べる気でいたけど、私の姿を見た助産師さんが、お昼は無理そうねって持ってきてくれなかったのが悲しかった。
内心食べたかったけど、助産師さんの空気感に合わせて、つらそうな雰囲気出しといたわ。
お昼を過ぎて14時頃に旦那さんにライン。
「仕事が終わったらすぐ来てね~」←余裕な感じ
しかしその30分後・・・
「今すぐ来いこのやろー!!」←余裕ない
なんか一気に陣痛が進んで、全く余裕ない!なんて表現したらいいかわからないけど、呼吸を忘れる痛さ。陣痛の波が押し寄せてくるのがわかるので、それに耐えようと思わず息を止めてしまう。そして助産師さんに呼吸してー!!と叫ばれる。
今まで散々陣痛に耐えてきたけど、ここにきて耐えられないほどの波が押し寄せる。
慌ててナースコールを押し「もう無理ー!!!」と叫びました。
気づけば子宮口が8cmに!促進剤おそるべし!!
普通はもっと時間がかかるみたいで、その日の深夜には産まれるかな~くらいで構えていた助産師さんたちがあわてて分娩の準備を始めました。
「今準備してるから待ってね~」と言われ、事前に準備しとかんかい!待てるかコノヤロー!!と陣痛の痛みで余裕のない私は心の中で暴言はいときました。
出産の瞬間は放心状態
さぁいよいよ分娩台へ。
陣痛の波が来ているときにイキみます。これは知りませんでした。
イキむときはもうね、うりゃぁぁぁ!さっさと出てこんかいコノヤロー!!って感じ。ほかの人の出産レポに書いていた通り、まさに便秘の時の感覚に似てます。(ごめんよ息子)
20回くらいイキんだかな~もうこの辺は記憶が曖昧で、ただひたすら早く終わることだけを祈り続けてました。
ようやく産まれる!あと一息!
あの解放された瞬間は、本当に無ですよ。何の感動も涙もない。力尽きてただただ放心状態。テレビで見ていた出産シートはほど遠いものでした。
初産にしては8時間というスピード出産で、こうして無事に息子と対面することができました。
まとめ
出産は想像していた通りに痛かったし、すごく大変だけど、終わってみれば一瞬です。1年経った今となってはぶっちゃけもう、その痛みすら思い出せません。
子供との時間はとても大変ではありますが、得るものが多く、とても満たされます。
これから出産予定の初ママさん!出産は怖いと思いますが、それ乗り越えればまた違った世界が見えてきます。ぜひがんばって乗り越えましょう!