マタニティブルーをなめていたら産後に育児への不安から毎日のように泣く羽目になった

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2020年、私は初めて出産しました。今日はメンタル強めな私が産後に経験したマタニティブルーについて、妊娠中から産後の経過とともにお話ししたいと思います。

私の初出産レポはこちらの記事を見てね
【ブログ】初出産レポ!出産の痛みは想像していた通り痛かった!総合病院での誘発分娩

目次

妊娠中は何の実感もなかった

妊娠がわかった時は、自分が子育てをすることなど全く想像できませんでした。お腹がだんだんと大きくなってきても全くと言っていいほど実感がない。赤ちゃんの胎動があっても、エイリアンが宿っているのかと思うほど、妊娠中は不思議な感覚でした。


でも子供が産まれたら、その瞬間にきっと感動して泣いてしまうに違いない!そう思いながら妊婦ライフを過ごしました。

出産直後に訪れたのは感動ではなくマタニティブルー

陣痛が来て、いよいよ出産となった時もまだ私は実感を持てずにいました。だってお腹の中で赤ちゃんが育ってるなんて、神秘的過ぎて思考が追い付かない。

そしてついに産まれた!長時間の陣痛に耐え、いよいよ感動の初対面!!
助産師さんが「産まれましたよ!」と、私の股の間から我が子を取りあげた時に私が思ったことは

ほんとに人間が出てきちゃったよ・・・・・

そしてただただ放心状態。やっと終わったという疲労感と達成感で何の感動も涙もない、想像とは全く違う出産となりました。

この時からすでに、マタニティブルーが片鱗を見せ始めます

テレビで見ていた出産とは全然違う。なぜ私は我が子に会えたことを喜べないんだろう?なぜ生まれてきてくれてありがとうと言えないんだろう?この小さい命は私のお腹の中で生きて、必死に出てきてくれたのにどうして?と自分を責めました。

陣痛は聞いていた通りすごく痛くて痛くて、でも出産は思い描いていた光景とはかけ離れたものでした。

産後入院中はマタニティブルーにより毎日のように泣く日々

夕方に出産し、その日の夜は疲れてぐっすりと眠りました。

しかし翌朝目が覚めると、急にとてつもない不安に襲われました。

「ほんとに人間が出てきちゃったよ」

「私はきちんと育てられるの?」

「あの小さな命を守っていけるの?」


朝になり、子供を産んだことが急に現実味を帯びてきて、抱えきれないほどの不安と恐怖を感じました。

しかし、そんな不安を感じる間もなく、その日のうちに我が子への授乳が始まりました。数時間ぶりに改めて見る我が子はとてもとても小さかった。そして初めて自分の手で我が子を抱きかかえた時、私は嬉しい!愛おしい!という気持ちではなく、ただただこの子の親になる事へのプレッシャーで押しつぶされそうになりました。

そしてその日以降、毎日のようにひたすら泣きました。育児への不安か、親になる事への責任か、もうなぜ自分が泣いているのかもよくわからないけど、とにかく涙が止まりませんでした

それでも昼夜を問わず、3時間毎に授乳で呼び出されます。授乳室へ行き、40分ほどで授乳を終えると部屋に戻る。

部屋に戻ると、また考え込んで泣く。そうしていると、寝る間もなくまた授乳コールが鳴る。

結局きちんと寝られたのは出産当日だけで、毎日睡眠不足でした。

マタニティブルーは退院後からさらに悪化

退院したら24時間体制で赤ちゃんの世話に追われる日々が始まりました。実母が10日間ほど手伝いに来てくれましたが、私の不安は増すばかりでした。

赤ちゃんのお世話が正解かどうかわからない。なぜ泣いている?なぜ寝ない?相談する相手もおらず、寝不足で育児に追われる中、気持ちは焦るばかりでした。そして相変わらず毎日のように泣き、プレッシャーに押しつぶされる。


そんな私の不安を知る由もない旦那さんは、かわいいかわいいと言って毎日赤ちゃんを愛でました。

しかし、かわいいと思う余裕すらない私は、子供をかわいいと思えないことを旦那さんに責められているかのような気がして、とても辛かったことを覚えています。


もう死のうかと思う日もたくさんありました。そしてこの時、まさか自分がマタニティブルーの渦中にいるとは思いもしませんでした。

私がマタニティブルーを自覚したのは1か月検診の時でした。ママのメンタルチェックに引っかかりました。これには自分でもかなり驚きました。

自分はメンタルが強い方だと思っていたので、まさか要チェックリストに載るなんて・・・

それからは育児に慣れてくるとともに徐々に落ち着きを取り戻し、生後3か月頃には泣くこともなくなりました。そして出産から1年が経った今、ようやく我が子を素直にかわいいと思えるようになりました。

まだまだ育児はわからないことだらけですが、やっと心に余裕が生まれてきたのだと思います。

マタニティブルーから救われたのは第三者の存在があったから

さて、そんな辛い日々をどうやって乗り越えられたのかと考えてみると、その理由は旦那さんが家にいたからだと思います。ちょうどコロナ渦の出産だったので、私が退院する頃は、旦那さんが在宅勤務になったタイミングでした。

旦那さんが仮に何もしなかったとしても、ただ家にいて子供をかわいいかわいいと愛でてくれるだけで、知らず知らずのうちに救われていたのだなと今になって思います。旦那さんが家にいなかったらと思うとゾッとします。


私はメンタルが強い方なので、まさか自分がこんなにも産後不安定になるなんて想像もしませんでした。完全にマタニティブルーをなめてました。私が経験したマタニティブルーの原因はホルモンバランスの乱れで、産後は更年期のような症状が出るそうです。そこに寝不足と慣れない育児というストレスも加わるため、正常な判断を下すことが難しい状況です。

産後は絶対に悩みをひとりで抱え込まないでください。旦那さんや祖父母、友人など、相談相手となる第3者を必ず見つけておきましょう。それだけでも気持ちの面で全然違います!

ちなみに私はTwitterで救われました。同じ悩みを抱えるママさんがいっぱいいて、24時間いつでも交流できるのでとても勇気づけられますよ!

傍から見れば、赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいなママさんに見えるのかもしれませんが、当の本人はとてつもない不安に直面して追いつめられている場合もあるのだということを知っておいていただければと思います。

Egu(えぐ)
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